季語についての考察

全文はこちら→ http://togetter.com/li/224322
以下抜粋。

                                      • -

季語あってもなくてもよいです。でも、あるなら冬の季語で。 RT @vmsawrs303e @nande_show 「妖怪しばり」には季語は必要なのでしょうか? #nande_kukai
nande_show 2011/12/09 03:08:45

なぜ「冬の季語」かというと、当たり前のようだが「今が冬だから」なんだけども、「今」がそうだからそうするということを、漠然と受け止めてほしくなくて、それだけ句会は「ライブ(=今このときが大事)」な遊びだ、ということです。 #nande_kukai
nande_show 2011/12/09 03:24:02

続き。だから来週の金曜が締め切りだったら、いくら歳時記に「冬の季語」と載っていても「立冬」とかはもう使わない。作法とかじゃなくて、ライブなんだから。句会が盛り上がる(少し先)を見据えた季語にする。でも、それも「絶対」のルールではないです。 #nande_kukai
nande_show 2011/12/09 03:26:52

自分が思いついた俳句がどうしても「夏!」って感じなんだ、と思ったら、冬の句会にだしても構わない。でも相当いい句じゃないと、支持を得にくいかもしれない。すごくいい句なら、なおさら、夏の句会まで待って出してみてもいい。 #nande_kukai
nande_show 2011/12/09 03:29:23

俳句の世界において「季語」が重要視されることには「今そのとき自分が感じる気持ちにフォーカスしろ」という意味があるんだと思う(気持ちに季節はしばしば重要だから)。だから言葉の取り合わせで、冬に夏のことを「上手に」思いつくことが俳句をやるってことではない。 #nande_kukai
nande_show 2011/12/09 03:31:56

だから、「今そのとき感じたこと」さえあれば、季語も実は要らない(無季でもいい)。僕の俳句もしばしば無季がある。でも、せっかく季語だ五七五だって「遊び」の側は言っている。なので出題の一個は季語にしてみた。 #nande_kukai
nande_show 2011/12/09 03:35:52

その季語で名句ができる必要はなくて(できてもいいけど)、「季語」とかいうルールのせいで、各人が「普段は考えない」その言葉について向かい合うだけでも、句会なんかをやってみる意義になるんじゃないか、と思って。 #nande_kukai
nande_show 2011/12/09 03:40:13

……さっき「立冬」はもう今の時期なし、とか言ったけど、「いい句!」と思ったら点数入れちゃうかも。「季語をいいタイミングで使う合戦」なわけでもないのよ。あくまで「いい句合戦」なんだけど。説明難しいね。 #nande_kukai
nande_show 2011/12/09 03:54:56

                                      • -


僕もわからない、ということは、「使える」ということです。←なんだか歯切れが悪い理由は次に説明してみます。 RT @sore_nan どなたか! RT @kaibaoke: 「砕氷船」は使えるのでしょうか? #nande_kukai
nande_show 2011/12/16 09:16:35

「これは季語ですか?」「この時期にこれ使ってもよいですか」とか、出てくると思うし、僕も私見を述べたのですが、「いい句ならなんでもいい」というのが本当の答えです。歳時記にのってないけど今後季語になるかもしれぬ言葉もあるし、載ってないからダメって言えない。 #nande_kukai
nande_show 2011/12/16 09:22:23

続。「のってないからダメって言えない」けど、これまでの目安として歳時記が「成立」してて、そこに載ってない言葉だということは「支持は得にくいかもしれない(=だから歳時記に載ってない)」。とにかく誰か個人が「これは季語、これは違う」と決められない仕組みだ。 #nande_kukai
nande_show 2011/12/16 09:26:07

続。この句会が「習い事」なら、「これは季語じゃないです」「今の時期は使わない」と一方的に「教えて」よい(気がする)。でも「歳時記めくって、載ってなかった」こともこの場の「クエスト」として、自分で考えて判断しよう。 #nande_kukai
nande_show 2011/12/16 09:31:02

続。つまり「僕」は「句会を立ち上げた」けど、指導的立場で一方的に物を語る自信がない(俳句の先生になれない)、ということでもあります。「先生、この季語は?」「うむ……(脂汗)ええとな、季語だな」「だとするとこれも季語で?」「じゃあやっぱなし!」みたいな。 #nande_kukai
nande_show 2011/12/16 09:33:24

続。あと現実の句会では、「俳句を出す前に質問をしない」という(暗黙のルールというのも大げさだが自然にそうなる)のがある。知らないけど見栄をはるというかね。だってたとえば、このあとの俳句一覧に砕氷船って出てたら(あの人の句だな)ってなっちゃうじゃん。 #nande_kukai
nande_show 2011/12/16 09:35:54

あ、あと、「氷」という言葉を単語ではなく季語として挙げたのだから、(季感があるからって)別の熟語にすると、「氷」という感じで競い合うことにならない、とも思う。でも手でメガホンつくって「氷ですからね。熟語にしないでね」とか大声で「言いたくない」。 #nande_kukai
nande_show 2011/12/16 09:44:51

続。なんでかっていうと、ずらっと並ぶ一覧をみて「オイオイ、熟語にしちゃってる人もいるよー」みたいなカオスも少し欲しかったから(「言う」ことでそうなるのでなく、「言わない」ことでそうなりたい)。指導者がなにか言う、とカオスばかりになるか、整然と揃っちゃう。 #nande_kukai
nande_show 2011/12/16 09:47:09

続。だから「逆選ありかどうか」も事前に「言わない」のです(でもこれは初回だけのことかも)。 #nande_kukai
nande_show 2011/12/16 09:52:18

「薄氷」は春の季語かぁってボヤいてる人もいた気がする。(そうなんだ。でも、いいんじゃねえの?)と僕は思ったが、本当に「いい」か自信なくて言わなかった。句会に出して、そこで「いい」かどうか決まる。 #nande_kukai
nande_show 2011/12/16 09:54:52

エスト感たしかに強い。季語をまったく知らないので、これどうなんだろとか、他のヴァリエーションはないかなと探ってみる愉しさがある。歳時記や句集を眺めてると単純にいろんな言葉があるのねって感心するし、使ってみたい言葉が見つかったり。聖典みたいに崇めたくはないけど旅の友っつう感じかな
nande_maori 2011/12/16 09:50:03