【10.20 アッテスル句会(凡王吟行句会)】句一覧

1.蔦紅葉外人小型犬を抱き
2.女郎花えさやらずとも鯉肥ゆる
3.秋うらら舞台背にして座りをり
4.勇み足鳩は最後に出でにけり
5.草の花日曜画家の居るところ
6.秋うらら表情に富む黒のパグ
7.鰯雲郭富城(アーロンクォック)サバを読む
8.秋晴れや跡かたもなき伊勢屋かな
9.小鳥来て富くじ売場賑われり
10.秋澄みの武蔵野台地見えぬ富士
11.天高し美人のなべて子連れなる
12.秋うらら初老のひとの富胸(ふきょう)かな
13.公園をぬけて連れこみ宿や蔦
14.こくこくと死にゆく虫や土富めり
15.公園に入れば独奏木の葉舞う
16.はぐれつつ地図を辿れば秋の声
17.狛犬の尻まっ平秋日和
18.秋高しロンロンは跡形もなし
19.秋の公園富豪に見せる手品かな
20.秋の園自販機のみが色に富む
21.樹の上と下のざわめき秋深し
22.しろくまや西武秋市ないものか
23.人知れず眠るベンチや秋日濃し
24.銀髪の駆け込む古着屋秋の色
(25欠番)
26.富士山は左側なり秋曇
27.秋思の側をすごく小さいシャボン玉
28.秋澄むや黄花コスモス切り揃う
29.色変へぬ松や遅れて来る女
30.すぐそこへゆける秋晴富士見坂
31.秋晴や木人の手がぴんと伸び
32.秋晴を集めて立っている時計
33.弁天よ確と見よ吾の口吸いを
(34欠番)
35.秋晴や富豪のように踏む葉っぱ
36.秋天や毛帽子のふさ垂れてをり
37.別れると噂の池や秋日和
38.蜘蛛は巣の真中で待てり秋の苑
39.秋の蚊や別れる覚悟できており
40.はしゃぎつつ病過去へと押す秋日
41.触れし手の冷たき秋の昼ココア
42.人は人葉は葉と集まる秋野かな
(43欠番)
44.栗の木の幹へしばられたる「カレー」
45.たくさんの人たくさんの犬花野
46.歌声も泣声もあり秋の昼
47.富豪にも苦しみはあり温め酒
48.井戸水を汲むや蕎麦屋にすむ孤
49.草紅葉色の女や吉祥寺
50.残菊や滑りの悪いすべり台
51.黄落は水のちかくに落ちること

【吉祥寺吟行結果】
*凡13票(絶対値17)
*波11票*朧8票(特選2)*雪 8票(特選1)*黄8票(特選1)*黒7票…

まとめ http://togetter.com/li/382362